問題2

 フーチング表面に図1のような内外温度差に起因する温度ひび割れが発生した。図2はコンクリートの温度の経時変化を、図3はコンクリートの主応力の経時変化をそれぞれ示す。点Aにおけるコンクリートの温度と主応力に関する次の(1)~(4)の記号(ア~エ)の組合せのうち、適当なものはどれか。なお、図2と3の材齢は同じ期間を表している。

解答 (1)

解説

 打設直後から、セメントの水和反応によりコンクリートの温度が上昇して、コンクリートが膨張する。コンクリートの水和反応による温度変化は、全体として同様に変化するが、温度上昇の程度には差があり、コンクリート内部ほど高く、外気と接する外面(点A)は、内部ほど温度が上昇しない(アの曲線)。この内部と外部の温度差に起因して、膨張の程度にも差が生じ、内部のコンクリートは大きく膨張するが、外面のコンクリートはそれほど膨張せず、内部のコンクリートによって外面コンクリートが引張応力を受ける状況になる。これを内部拘束によるひび割れという。そのひび割れ応力がコンクリートの引張強度に達すると、ひび割れが発生する(ウの曲線)。