塩害とアルカリシリカ反応(ASR)による複合劣化が懸念されるRC構造物に、脱塩工法を適用する場合の留意点に関する次の記述中の(A)~(C)に当てはまる(1)~(4)の語句の組合せのうち、適当なものはどれか。
脱塩工法を適用することで、コンクリート中に泳動する(A)の影響でASRが助長される可能性がある。そのため、あらかじめコンクリート中のASRの反応性を評価する必要がある。評価方法としては、脱塩工法の影響を考慮した(B)での促進膨張試験が望ましい。試験の結果、ASRの進行が懸念される場合には、脱塩工法の電解質溶液に(C)を用いるとASRを抑制できる。

解答 (2)
解説
脱塩工法は、外部電極(陽極)とコンクリート中の鋼材(陰極)との間に直流電極を流し、電気泳動によって塩分を除去する。本問題において、塩害の原因となる塩化物イオンは電気泳動によって外部電極側へ移動するが、ナトリウムイオン(アルカリ金属)は残され、高アルカリ環境となるためASRを助長させる可能性がある。
リチウムイオン(ホウ酸リチウムや亜硝酸リチウム)は、アルカリシリカゲルの吸水膨張性を抑制する効果がある。
