鋼橋RC床板のプレキャストPC床板への取替工事(写真1)において、プレキャストPC床板の継手構造にループ継手(写真2)を用いることとした。ループ継手に関する次の記述中の(A)~(C)に当てはまる(1)~(4)の語句の組合せのうち、適当なものはどれか。

 ループ継手は、写真2や図に示すようにループ型に加工した鉄筋を重ね合わせて配置し、ループ内のコンクリートに対する鉄筋の拘束効果により、短い継手長で高い耐荷力を有する手構造である。このため、ループ継手の採用により、重ね継手に比べて間詰め部を小さくできるが、床板支間長が(A)場合、床板厚が最小床板厚では決まらず、鉄筋の曲げ半径により決まることがある。
 また、連続桁の間詰材は、(B)に打ち込むことで、負曲げ範囲に生じるひび割れの発生を抑制できる。間詰材は、収縮防止を目的に(C)が用いられる。また、打継目からの雨水等の侵入による鋼材の腐食の進行を抑制するため、エポキシ樹脂塗料鉄筋が用いられることが多い。

解答 (3)

解説
 連続桁の間詰材を、橋軸方向に複数回に分けて打設すると、その打設荷重により、既施工間詰コンクリートの連続桁支点位置において、負曲げが生じて断面の上縁に引張り応力が発生・残留する。これに対し、全てのPC床板を設置した後に、間詰材を橋軸方向全スパンにわたって同時に打設すると、コンクリートは同時期に硬化するため、打設荷重による引張応力の発生・残留を防止することができる。