アルカリシリカ反応によるコンクリートの膨張に関する次の(1)~(4)の記述のうち、最も適当なものはどれか。

(1)アルカリシリカ反応によるコンクリートの膨張量は、コンクリート中に含まれる反応性骨材の量が多いほど大きくなる。
(2)アルカリシリカ反応によるコンクリートの膨張は、コンクリート中の細孔溶液の水酸化物イオン(OH-)濃度が低いほど促進される。
(3)アルカリシリカ反応によるコンクリートの膨張速度は、コンクリートの中性化が進行すると大きくなる。
(4)アルカリ金属イオンの一種であるリチウムイオンには、アルカリシリカ反応によるコンクリートの膨張を抑制する効果がある。

解答 (4)

解説
 (1)について、ペシマム量(反応性骨材と非反応性骨材の混合率)があり、単に反応性骨材が多いほど膨張量が大きくなるわけではない。
 (2)について、コンクリート中の細孔溶液に溶け出した、強アルカリを呈する水酸化ナトリウムや水酸化カリウムと反応して、アルカリシリカゲルが生成される。
 (3)について、中性化はコンクリート中の水酸化ナトリウムが反応して炭酸カルシウムに変化する。アルカリシリカ反応に必要な水酸化ナトリウムが中性化によって消費されるため、膨張速度が大きくなる要因にはならない。
 (4)リチウムイオンは、アルカリシリカゲルの吸水膨張を抑制する効果がある。