図は1970年代に積雪寒冷地に建設された鋼2径間連続非合成鈑桁橋である。この橋梁では、図1及び図2中のア部で、RC床板上面の顕著な砂利化(土砂化)が見られた。砂利化(土砂化)が生じた原因に関する次の記述中の(A)~(D)に当てはまる(1)~(4)の語句の組合せのうち、適当なものはどれか。
この橋梁には縦断方向の勾配があり、ア部は凍結防止剤を含む路面水が滞水(A)。この環境条件により、他の個所よりも(B)による(C)が生じやすく、この部位で砂利化(土砂化)が生じた原因と考えられる。さらに、ア部は(D)が大きくなる位置であったことも影響していると考えられる。


解答 (2)
解説
ア部はカーブ手前であり、縦断勾配により流れてきた雨水が滞水しやすい箇所である。橋梁の床板上面に床板防水が施工されていない場合、路面に滞水した水が床板コンクリートに浸透する。床板防水の設置は、平成14年改訂道路橋示方書に初めて明記されたため、1970年代に建設された橋梁であれば、ほとんどの橋梁において床板防水が無いと考えられる。そのため、床板コンクリートに浸透した雨水が凍結融解作用によりスケーリングを生じさせたと考えられる。また、ア部はカーブ手前であるため、車両のブレーキにより他の部分より制動荷重の影響を受けやすい箇所でもある。
