電磁波レーダー法によるコンクリート構造物の調査に関する次の記述中の(A)~(C)に当てはまる(1)~(4)の語句の組合せのうち、適当なものはどれか。
コンクリート中を伝搬する電磁波は、比誘電率の異なる物質の境界面で反射する。比誘電率の大きい物体から小さい物体へ電磁波が入射すると、入射波と(A)の反射が生じる。一方、比誘電率の小さい物体から大きい物体へ電磁波が入射すると、入射波と(B)の反射が生じる。この電磁波の特徴を参考にすれば、入射波と逆位相の反射が確認できた場合、対象物は(C)であると推定できる。

解答 (4)
解説
電磁波をコンクリート内へ放射すると、その電磁波がコンクリートと電気的性質(比誘電率・導電率)の異なる物体(例えば、空洞・鋼材・埋設管等)との境界面で反射する。空洞の場合は、空気の比誘電率(1)がコンクリートのそれ(乾燥時4~12、湿潤時8~20)よりも小さいため、入射波と同位相の反射が起こり、鋼材のようにコンクリートよりも比誘電率が大きい(∞無限大)物質では、逆位相の反射が起きる。それを受信アンテナで受信し、それにかかる往復の伝搬時間から反射物体までの距離を計算するとその位置を求めることができる。
電磁波レーダー法における、反射物体までの距離公式

V : 電磁波伝播速度
εr: コンクリート中の比誘電率(乾燥コンクリート4~12、湿潤コンクリート8~20)
C : 真空中の電磁波伝播速度 3×108(m/sec)
L : 反射物体までの距離
T : 電磁波伝播時間(送信機→受信機)
