火災を受けたコンクリート構造物の受熱温度を推定するにあたり、使用した化学混和剤の種類が不明であったため、UVスペクトル法と過マンガン酸カリウム法の2つの方法で検量線を作成することとした。検量線の検定に関する次の記述中の(A)~(C)に当てはまる(1)~(4)の語句の組合せのうち、適当なものはどれか。

 検量線は、(A)のコンクリートを試料に用いて作成する必要がある。図1はUVスペクトル法、図2は過マンガン酸カリウム法による結果を示している。
 UVスペクトル法は、波長260nmのUV光がベンゼン環に(B)されることを利用したもので、リグニン系やナフタレン系の化学混和剤を用いたコンクリートの受熱温度の推定に適した方法である。一方、過マンガン酸カリウム法は、過マンガン酸カリウムに対して化学混和剤が(C)として作用することを利用したものなので、ポリカルボン酸系の化学混和剤を用いたコンクリートの受熱温度の推定に適した方法である。
 対象とした構造物のコンクリートでは、図1では相関関係が認められなかったが、図2では、200℃以上で負の相関が認められたことから、過マンガン酸カリウム法により得られた検量線を受熱温度の推定に用いた。

解答 (3)

解説
 検量線は、健全部のコンクリートの試料を加熱し、吸光度と加熱温度の関係を、あらかじめ求める。UVスペクトル法は、内部の深さ方向の受熱温度を推定するもので、リグニン系、ナフタレン系の化学混和剤が用いられている場合に限られる。ポリカルボン酸系の化学混和剤はUVスペクトル法が不可で、過マンガン酸カリウム法が適した方法である。