コンクリートの炭酸化および中性化に関する次の記述中の(A)~(D)に当てはまる(1)~(4)の語句の組合せのうち、適当なものはどれか。
細孔内に侵入した二酸化炭素が細孔溶液中に溶解し、各種セメント水和物と反応するのが炭酸化反応である。コンクリート内部の空隙が水により満たされた場合には、二酸化炭素が(A)ため、炭酸化の進行が(B)。
細孔溶液のphは、通常12~13のアルカリ性である。このアルカリ性の保持に寄与しているのは水酸化カルシウムである。セメント種類以外の配(調)合が同条件のとき、(C)を用いた場合は、(D)を用いた場合より、一般に水酸化カルシウムの生成量が少なくなるため、中性化しやすい傾向がある。

解答 (4)
解説
中性化の進行は、温度や湿度、コンクリートの含水状態により左右され、同じ構造物(同じ配合)であっても、雨掛かりがある箇所とない箇所では、中性化の進行に違いが出る。問題文の通り、水分を多く含む箇所では中性化の進行は遅く、雨掛かりのない箇所では中性化の進行は速い。
混和材は、普通ポルトランドセメントに置き換えて使用されるため、セメント量が少なくなることによって、水酸化カルシウムの生成量が減少する。そして、混和材である高炉スラグ、フライアッシュ、シリカフュームは、セメント中の水酸化カルシウムと反応して水和が進行する(潜在水硬性)。そのため、コンクリート中の水酸カルシウムは普通ポルトランドセメントよりも少なくなり、中性化の進行が速くなる。
