北陸地方の山間部に位置する道路橋のRC床版下面において、写真に示す変状が図の箇所に見られた。この床版で発生した変状およびその対策に関する次の記述中の(A)~(C)に当てはまる(1)~(4)の語句の組合せのうち、適当なものはどれか。
RC床版下面の変状は、凍結防止剤に起因する塩害によるもので、伸縮装置からの漏水対策を施した上で、写真の変状部に対して鉄筋裏までコンクリートをはつり取り、鉄筋の取替えを伴う断面修復を行うこととした。断面修復にあたっては、既設コンクリートと断面修復部の間で生じる(A)腐食の対策として、断面修復部に鉄よりもイオン化傾向の(B)犠牲陽極材として(C)のものを用いた。

解答 (2)
解説
断面補修箇所の修復箇所周囲に発生するマクロセル腐食対策として、犠牲陽極材を用いた電気化学的工法である。マクロセル腐食は、補修箇所と直近の未補修箇所の鉄筋の電位差により、未補修箇所の鉄筋の腐食が急激に進行し、剥離や剥落が生じる。そのため、鉄筋よりイオン化傾向の大きい亜鉛を使用し、亜鉛をアノード、未補修箇所の鉄筋をカソードとなるような腐食電流の流れにして、未補修箇所の鉄筋の腐食を進行させないようにする。
