塩化物イオンによるコンクリート中の鉄筋腐食に関する次の記述中の(A)~(C)に当てはまる(1)~(4)の化学式および語句の組合せのうち、適当なものはどれか。

 鉄筋近傍の塩化物イオン濃度が一定以上になると、鉄筋の不動態被膜が破壊される。これにより(A)の化学式で表される(B)反応の速度が大きくなる。また、コンクリート中の塩化物イオン濃度が高くなると、コンクリートの電気抵抗が(C)なる傾向があり、腐食速度が大きくなる要因の一つとなる。

解答 (3)

解説
アノード反応(酸化反応)とは、不動態被膜が破壊された部分で、鋼材がイオン化する反応。
化学反応式は、

カソード反応(還元反応)とは、健全な鋼材の表面で酸素が還元される反応。
化学反応式は、

全体の反応式は、

となる。
 コンクリートの電気抵抗は、コンクリートの組成、セメントペーストの細孔構造、コンクリートの含水量、塩化物イオン等の塩類含有量に依存する。問題文のとおり、塩化物イオンの濃度が高いと、コンクリートの電気抵抗が小さくなる。