問題1
アースドリル工法により施工した場所打コンクリート杭(杭径φ1500mm)の杭頭部を、コンクリート打込みから28日後に掘り出し、余盛り土を除去したところ、杭頭上部の側面に写真に示すような充填不良が認められた。充填不良の発生要因に関する次の記述中のA)~(C)に当てはまる(1)~(4)の語句の組合せのうち、適当なものはどれか。

杭等上部では、配筋が密であることや、コンクリートの打込みの落差が小さくなることから、鉄筋かごの外側へのコンクリートの充填がされにくい。写真に示す充填不慮の主要因としては、コンクリートの(A)が(B)ことや、安定液(孔壁崩壊やスライム沈降を防ぐ目的で使うベントナイト溶液)の粘度が(C)ことが考えられる。安定液を用いた場所打ちコンクリートの施工では、棒状バイブレータによる締固めを行うことが困難なため、(A)の管理や、安定液の管理等が重要である。

解答 (1)
解説
写真は、フープ筋のピッチが狭くなる杭等上部に発生しやすい現象で、生コンのスランプが小さく(固い)、鉄筋のあきが小さかった状況であったと考えられる。また、杭頭上部付近(安定液と生コンが接する部分)は安定液の粘度や比重が高くなりやすく、そのことがコンクリートの充填(安定液との置き換え)に悪影響を及ぼしたことも考えられる。
