漏洩磁束法による鉄筋破断の検出原理に関する次の記述中の(A)~(C)に当てはまる(1)~(4)の語句の組合せのうち、適当なものはどれか。

 コンクリート表面において永久磁石を走査し(図1)、コンクリート中の強磁性体である鉄筋を着磁すると、鉄筋が分極して磁石となる。続いて、磁気を帯びた鉄筋からの漏れ磁束を、コンクリート表面と(A)方向成分の(B)として、磁気センサの操作により計測する(図2)。鉄筋が破断していると、破断箇所が分極(図3)するため、漏れ磁束と測定位置の関係の模式図は、図4に示す(C)の形状となる。このようにして、漏洩磁束法では、磁気センサの走査により測定された漏れ磁束の形状の違いに着目して、鉄筋破断の有無やその位置を判定する。

解答 (3)

解説

 漏洩磁束法は、コンクリート内部の鉄筋に永久磁石を近づけることにより一時的に磁石に変化させ、その磁束密度を測定する方法である。磁石となった鉄筋は、破断箇所でN、Sの+極と-極が形成されるため、コンクリート表面において、永久磁石を走査(動かす)すると、破断箇所で漏れ磁束がN極からS極に変化する(図4における曲線イ)。この特性を利用し、鉄筋の破断箇所を特定する調査方法である。

 磁束密度の大小が関係するのは、永久磁石と鉄筋の距離(問題文でいう垂直方向)である。